10頁/星をひと匙

すこし前、アマツカグラで借りていた部屋から越して、ラッドシティに落ち着いたわ。
　今回は、落ち着くまでにそんなに時間はかからなかったのよね。都市からじきじきの話だったからってこともあるんでしょうけど。
　……エンドブレイカーって肩書きが役に立つときがあるなんて、なんだかおかしな気分だわ。

　とはいえ、わたしといえばあちこち走り回っているばかりで、地位と言われると首をかしげたくなるような立場だわ。
　それで、あちらこちらの施療院を手伝って回っていて、改めて認識したことがあるんだけど。
　わたし、子ども、かわいいと思うし、好きだけど、苦手だわ……予想外の行動ばっかりしてくるし。無遠慮だから、言われたくないことも何でも言うし。目つきとかいろいろ固いとか、気にしてるのに……。
　地位を得てからの日常は、そんな感じ。
　あわただしいけれど、決して、わるい生活ではないわ。

　そういえば、このあいだのアクエリオ行きは楽しかったわ。
　ごはんもかき氷もおいしかったし。
　ただ料理をするでも、ほかの人と作るのも、自分以外のために作るのも……なんというか、新鮮だったわ。
　みんなに感謝を、ありがとう。

旅シナおつかれさまでした！
復活したときはゆるふわっとした活動ですませるくらいの気持ちでいたのですが、旅シナまでやることになるとは……いい意味で予想外でした。
機会を与えてくださった皆さまに深く感謝しております。
相談卓も絶妙な雑談具合でなごみました。飴ちゃんはたぶんきっと施療院に来た子どもたちを手なずける用。最初は警戒されて、性格が割れてくるとなめられるタイプ。(想像に難くない)

というより、もうラストエピローグなんですね！
トゥエトリーナは10年後も施療院でばしばし頑張っている予定です。たまにお節介という名のもとエンドブレイカーとしての仕事もしているんじゃないでしょうか。
昔馴染みに会いに行ってくるとか言って、ごくごくたまにみなさんのもとに訪れるような暮らしぶりではないかと。
誕生日とかなにかの記念日とか、きっかけがないと会いに行けなそうな。(これも想像に難くない)

そんな感じでとりあえずエピローグには参加してみました。なにかありましたら遠慮なくお声がけくださいませ。
ていうか、挿し絵ってなんなんですかね……(星を数えつつ)


■補足：個人的に面白かった旅シナのポイント

・焼おにぎりの件
行動で示すあたりに感じる謎の男らしさ。

・タオルケットの件
お姉さんというより……お母さん……かな……。

・寝ている並び順の件
こういう事がいつも地味に気になります。
タオルケットかけ直していたあたり、トゥエトリーナは端っこっぽい。あと入口近くを選びそう。番犬的な感じで……。

あとわずかですが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。