２巡目／識者は語らない

　ウルからのまわりもの、レヴールのところからの拾いもの。
　そういえば、ギガンティアでようやく鏡が出たの、喜ばしいことだわ(文字が嬉しげに跳ねている)

　称号変更や口調変更ができるようになって、ますますみんなの個性が出てきた気がするわ。
　わたしは、まずはシンプルに。
　いつかのメモに書き残していたものを、そのまま使うことにしたわ。
　でも、シンプルすぎてちょっとさびしい気も。微調整は追々かしら。

４頁／蒐集癖ならびに

　街で鏡を探すのもいいけれど、ベルベットガーデンで入手できる鏡もなかなか乙なものではないかと思って。
　経験値はすっかりとりつくしたベルベットガーデンへ。

　デモンフレイムで無意味に野犬をオーバーキルするベルベットガーデン。
　でも手間暇かかるベルベットガーデン。
　前衛のみんなに優しくないベルベットガーデン。
　後衛のわたしは概ね無傷のベルベットガーデン。

　そんな感じのベルベットガーデンだったけれど、わたしはもしかしたら鏡に縁がないんじゃないかというほど出なくて……。

　しょうがないから、鏡は実費で新しいものを買ったわ。持ち手に、星のチャームがついたものだけど。
　開閉式の手鏡って、どこかにないかしら。あと、内張りが鏡になってる小物入れみたいなのも。

　鏡の工房とかって、アクスヘイムにないのかしら……今度、夜歩きのときにでも探してみようと思うわ。

　

１巡目／ちらばる歌物

　アムリタから回ってきた、歌バトンなるもの。
　わたし、あまり歌に造詣は深くない……というか、気に入ったものを何度も聴くたちで、新しく曲を取り入れるってことがあまりないのよ。
　そのかわり、1人の歌い手にこだわるってこともないのだけれど。
　とりあえず、バトンは続きに閉じておくわね。

　そうそう、それから。あたらしく旅団にお世話になることになったの。
　ご縁があってなによりね。
　入団後の第一声がいちばん緊張するのは、わたしだけではないはず。

０．７頁／憎まれっ子は夜歩く

　むかし、いつだかわからないかつて、「夜が怖くないのか」と聞かれたことがある。
　
　あのぽかんと口をひらいた、暗闇が怖くないのか……路地裏の角を回るとき、警戒に肩は震えないのか……不意に背後から伸びた影に、冷たい手で心臓をなでおろされたような気持ちにならないのか……。

　それをいったい誰に聞かれたのか、よくは覚えていない。わたしにとって重要であったのは、その質問をした人間ではなくて、その質問の内容そのものだ。
 
　夜が怖い。それはわたしには想像もつかない、なんとも滑稽な感覚だった。

３頁／アトリエそのいち

　……漸く、とはまさにこのことかしら。
　とりあえず、これで正式稼動の目処がついたということね。
　ずいぶん出不精になってたところだったから、さっそく夜歩きに興じることにするわ。
　どこか新しい旅団を探そうとも思うのだけれど、それはICができてからでもいいかしら……。

　あと、これは痛感というか、再確認したことだけれど……なかなか絵付きでないというのは動きにくいものね。
　Kb絵師さまには、感謝してもしきれないわ……。

　そういうわけで、追記はアトリエよ。